
和食が続いたので、洋食を食べたい気分になり、ネットサーフィンをしていると、美味しそうなガレットに目が止まったので、初めてガレットを作ってみることにしました。
レシピは、All About 「イタリア風ジャガイモのガレット フリコ」を参考にさせてもらいました。
レシピが丁寧だったので、美味しいガレットができました。
次回も作ってみたくなる一品です。
目次
ガレット
材料 (2人分)
じゃがいも 2個
チーズ 50g
ベーコン 50g
塩 適量
作り方
1. ジャガイモの皮を剥いてから、0.5cm幅程度に短冊切りにし、ベーコンも同じようなサイズで切り分けた。
2. フライパンにオリーブオイルを加えてから、中火でじゃがいもをヘラで潰すように火が通るまで炒めた。
3. ジャガイモに完全に火が通ったら、ベーコンを加えて、中火で3~4分ほど炒めた。
4. チーズを加え、中火でチーズが溶けるまで温めたら、そのまま5分ほど中火で放置して、焼き目をつけた。
5. 焼き目がついたら、返して逆側も5分ほど中火で炒めて焼き目がついたら完成。
感想☆3.5
両側についた焼き目の香ばしさと、チーズベーコン、じゃがいもの相性もよく、また作ってみたい一品になりました。
チーズやベーコンに塩味がついているので、特別調味料での味付けが不要な料理です。
洋食の追加の一品やワインのあてにもなる料理です。
栄養
さて、今回作ったガレットの栄養面は如何でしょうか。
ガレットの主な具材は、じゃがいも、ベーコン、チーズになりますね。
じゃがいも
じゃがいもは、ビタミンCやB2、食物繊維のほかに、カリウムも豊富な食材として知られています。
また、薬膳の世界ではジャガイモをすりおろした汁には、胃・十二指腸潰瘍などの痛みを止めたり慢性便秘を治す働きがあると言われております。
ビタミンC
ビタミンCは、免疫力を高め、風邪などのウイルス性の病気から体を守ってくれるだけでなく、皮膚のシミやシワを防いだり、傷やヤケドの治りを早くしてくれる効果が知られています。
ちなみに、ビタミンCが肌の健康を保つのには、コラーゲンの合成を助ける働きに由来しているそうです。
ビタミンB2
ビタミンB2は、3大栄養素の代謝促進効果や細胞を再生・新生する働きなどが知られています。
そのビタミンB2の代謝促進効果によって、体が太りにくい体質に変わり、ダイエットに有効なようです。
食物繊維
食物繊維は、水溶性と不溶性食物繊維に分けられます。
水溶性食物繊維の働きとしては、消化速度の抑制、血糖値の急上昇防止、コレステロールの吸収抑制などが知られております。
一方で、不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動の促進、腸内環境の整備、有害物質の排泄などに効果があると言われております。
カリウム
カリウムには、体内の余分な水分やナトリウム(塩分)を排出し、水分やナトリウムの量を調整してくれる働きがあると言われています。そのため、現代の食生活において、塩分の過剰摂取が問題となることが多いので、重要な働きをしてくれるミネラルの一種です。
豚肉
牛、豚、鳥などのお肉は、バランスの良いタンパク源として知られております。
加えて、豚肉には特にビタミンB1が豊富に含まれています。
タンパク質
タンパク質は、筋肉、血液、皮膚、内臓、髪など細胞の主成分となるため、人間の体をつくる大事な栄養素として知られています。
そのため、不足すると新しい髪の毛や皮膚がつくられないために、抜け毛や肌荒れが現れることがあるそうです。そして、筋肉がつきにくたいため、筋肉が減って太りやすくなったり、免疫力低下にも繋がることが知られています。
ビタミンB1
ビタミンB1には、疲労回復効果や鎮静効果が期待できることが知られています。
それは、ビタミンB1が疲労の原因物質である乳酸の代謝を補助する働きがあることや糖質の代謝にも関わってくる働きによるそうです。
また、アルコールの代謝にも必要な栄養素としても知られています。
チーズ
我が家では、ピザを始め、ドリアやラザニアなどチーズを使った料理を作りますし、お気に入りのチーズは、トリュフ入りチーズです。
このトリュフ入りチーズは、銀座のデパートで見つけた商品なのですが、全くトリュフに馴染みのない私たち夫婦にとって、トリュフの香りを教えてくれるほぼ唯一の食材です。たまに買ってきて、食べてます。
ただ、このトリュフチーズの香りは良いのですが、本物トリュフの香り・味は良く分かりません。
話が逸れましたが、チーズの栄養を考えてみたいと思います。
チーズは、乳製品になるので、脂肪やカルシウムなどのビタミンが豊富で、塩も含まれている印象ですね。また、発酵食品のため、乳酸菌も含まれており、腸に優しい食材という印象があります。
牛乳の栄養成分を凝縮したチーズは、たんぱく質やカルシウム、ビタミンAなどが牛乳の何倍も方法。……プロセスチーズはナチュラルチーズより乳酸菌や酵素が少ないぶん、保存性に優れています。……エネルギー、塩分、飽和脂肪酸が多いので、肥満などが気になる人は低脂肪のカッテージチーズなどがおすすめ。
出典 おいしく健康をつくる あたらしい栄養学
印象にあったカルシウムや脂肪、乳酸菌、塩が含まれているだけでなく、たんぱく質やビタミンAも含まれている食材で、栄養成分的にも良い食材ですね。
あまり牛乳が好きではない私はチーズ好きで良かったと今思いました。。
脂肪-脂質
肥満の原因として強く印象にある脂質ですが、実は貴重なエネルギー源として重要な役割を担っていて、糖質1gのエネルギーが約4キロカロリーに対して、脂質はその倍以上の9キロカロリーもあります。
また、脂質はエネルギー源として働くだけでなく、貯蔵エネルギー、脂溶性ビタミンの吸収促進、体温の保持などの役割も果たしていることが知られています。
その脂質が不足すると肌荒れや便秘などを起こしやすく、女性は月経不順になることもあるとも言われています。
でも、やはり過剰に摂取すると体内で蓄積され、糖質と同様に肥満の原因になりますので、食べ過ぎに注意して適度な摂取を心がけたいですね。
カルシウム
骨を作るのに重要な働きをしているミネラルの一種で、筋肉の収縮・弛緩などを調整する役割も担っている栄養素としても知られています。
ちなみにカルシウムが不足すると骨粗鬆や歯の形成不全を引き起こすそうなので、カルシウムはきちんと摂って骨を健康に保ちたいですね。
参考
おいしく健康をつくる あたらしい栄養学(吉田 企世子 (監修), 松田 早苗 (監修)、高橋書店、ISBN978-4-471-00389-7)
栄養素図鑑(牧野直子著、新星出版社、ISBN978-4-405-09325-6)
食べる健康がわかる本(落合 敏 (著)、秀和システム、ISBN978-4-7980-3321-1)