
白和えを妻が何度かつくってくれて、美味だったので今回レパートリーを増やすためにも作ってみました。
豆腐やゴマの香りで優しい味付けに仕上がっています。
和食の前菜としてオススメです。
目次
白和え
材料 (4人分)
絹ごし豆腐 150g
にんじん 1/4本
こんにゃく 40g
ほうれんそう 3本
☆醤油 おおさじ2
☆砂糖 おおさじ2
☆すりごま おおさじ2
作り方
1. 絹ごしどうふは、ボウルに出してから、ボウルに水を入れたものなどの重しを乗せて、20分ほどかけて水を抜いた。水を抜いた豆腐を細かく潰しておいた。
2. にんじんは、短冊切りに、ほうれん草は根っこを切り落とし、3cmほどにざく切りにしておき、こんにゃくも人参の短冊切りのサイズ程度に切っておいた。
3. 切ったにんじん、ほうれん草、こんにゃくを火が通る程度に湯通しした。
4. 豆腐が入ったボウルに粗熱をとったにんじん、ほうれん草、こんにゃくと、調味料☆を加えてよく和えたら完成。
感想☆3.5
豆腐の円やかな味わいやすりごまの香りが良い白和えになりました。
前菜として一品加えると食卓が充実しますね。
栄養
さて、今回作った白和えの栄養面は如何でしょうか。
白和えのの主な具材は、豆腐、ほうれん草、にんじんになりますね。
豆腐
大豆から作られる豆腐には、タンパク質を主成分としポリフェノールの一種であるイソフラボンを含みます。
麻婆豆腐やゴーヤチャンプルー、鍋など様々な料理に使えて便利な食材ですね。
イソフラボン
大豆の麦芽に含まれるポリフェノールで、肌の健康、骨粗しょう症の予防や更年期障害の解消に有効な栄養成分と言われています。
大豆や大豆製品に含まれていますが、大量摂取には注意が必要なようです。
ほうれん草
青菜の代表的な野菜として知られていますね。
そのままお浸しで食べたり、パスタやピザなどの洋食とも相性の良い食材ですね。
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富。…ほうれん草には鉄が多く含まれます。
多くの野菜に含まれるビタミンや食物繊維は、もちろんのことミネラルや鉄も多く含まれているようですね。
ほうれん草に含まれるプロビタミンAであるβ-カロテンは、100gあたり4200µgとセロリの葉の約2倍の量が含まれているようです。結構大量ですね。
面白いことに旬は冬ですが、夏採りと冬採りのビタミンCの含有量を比べる冬採りのほうれん草が3倍、100gあたり60mgと多く含まれているようです。採れる時期によって栄養の量が変わっているのですね。
β-カロテン(プロビタミンA)
β-カロテンなどのカロテノイドは、体内で必要に応じてレチノールに変換され、ビタミンAとして働くことが知られています。
ビタミンAは鼻や喉、肺などの粘膜の材料となりため、ウィルスの侵入を防ぎ、結果として免疫力アップ、風邪予防、ガン予防などにつながると言われています。
また、カロテノイドは、がん予防や老化防止となる抗酸化作用も持ち合わせています。
ビタミンC
ビタミンCは、免疫力を高め、風邪などのウイルス性の病気から体を守ってくれるだけでなく、皮膚のシミやシワを防いだり、傷やヤケドの治りを早くしてくれる効果が知られています。
ちなみに、ビタミンCが肌の健康を保つのには、コラーゲンの合成を助ける働きに由来しているそうです。
食物繊維
食物繊維は、水溶性と不溶性食物繊維に分けられます。
水溶性食物繊維の働きとしては、消化速度の抑制、血糖値の急上昇防止、コレステロールの吸収抑制などが知られております。
一方で、不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動の促進、腸内環境の整備、有害物質の排泄などに効果があると言われております。
にんじん
ニンジンには、胃を丈夫にし、消化をよくする働きがあることが知られており、β-カロテン、リコペン、食物繊維が豊富に含まれています。
リコペン
リコペンは、カロテノイド系の一種で、脂溶性の赤い色素です。強い抗酸化力があり、動脈硬化を抑制する働きが知られています。
参考
おいしく健康をつくる あたらしい栄養学(吉田 企世子 (監修), 松田 早苗 (監修)、高橋書店、ISBN978-4-471-00389-7)
栄養素図鑑(牧野直子著、新星出版社、ISBN978-4-405-09325-6)
食べる健康がわかる本(落合 敏 (著)、秀和システム、ISBN978-4-7980-3321-1)