
お正月も近いと言うことで、酢ダコを作るためにタコを買ってきましたが、妻がそのタコをパスタにすると言うので、タコはパスタで頂くことになりました。
材料は、みじん切りにしたので、パスタと絡みやすくなっていて、トマトソースの味がしっかりしているパスタに仕上がりました。
目次
タコのパスタ
材料 (2人分)
パスタ 200g
にんにく 1片
鷹の爪 1/2本
人参 1/2本
玉ねぎ 1/4個
セロリ 1/3本
タコ 100g
白ワイン 25cc
トマト缶 1/2個
塩・胡椒 少々
オリーブオイル 小さじ1
作り方
1. にんにく、鷹の爪、人参、玉ねぎ、セロリ、タコをみじん切りにしておいた。
2. にんにくをオリーブオイルで中火で炒め、香りが出てきたら、人参、玉ねぎ、セロリを加えて、火が通るまで炒めたら、タコを加えた。
3. タコに火が通ったら白ワインとトマト缶を加え、15分中火で煮詰めてから、塩胡椒で味を調えた。
4. 茹でたパスタをソースに加えて和えたら完成。
感想☆3
ほんのり鷹の爪の辛味もするトマトソースのパスタです、味はミートソースに似ていますが、牛や豚のひき肉の代わりにタコだったので、タコのコリコリとした食感が特徴的なパスタでした。
栄養
さて、今日のタコのパスタの栄養はどのようなものがあるでしょうか。
タコのパスタの材料は主に、パスタ、にんにく、人参、玉ねぎ、セロリ、タコ、トマトですね。
パスタ-炭水化物
小麦粉から作られるパスタの主な栄養は、炭水化物として知られていますね。
炭水化物は、体を活動させるためのエネルギーとなる栄養素で、足りなくなると疲労感や脱力感が襲ってきますし、体重の減少にも繋がります。
一方で過剰に摂取すると体内で脂肪に変わり、肥満の原因となります。
にんにく
にんにくは、ネギ科の多年草で栄養成分としてもネギやニラと同じようにカロテンやビタミンCやアリシンも含んでいることが知られています。
β-カロテン(プロビタミンA)
β-カロテンなどのカロテノイドは、体内で必要に応じてレチノールに変換され、ビタミンAとして働くことが知られています。
ビタミンAは鼻や喉、肺などの粘膜の材料となりため、ウィルスの侵入を防ぎ、結果として免疫力アップ、風邪予防、ガン予防などにつながると言われています。
また、カロテノイドは、がん予防や老化防止となる抗酸化作用も持ち合わせています。
ビタミンC
ビタミンCは、免疫力を高め、風邪などのウイルス性の病気から体を守ってくれるだけでなく、皮膚のシミやシワを防いだり、傷やヤケドの治りを早くしてくれる効果が知られています。
ちなみに、ビタミンCが肌の健康を保つのには、コラーゲンの合成を助ける働きに由来しているそうです。
アリシン
血栓予防や疲労回復だけでなく、抗菌作用や抗がん作用が期待できる栄養素として知られています。
硫化アリルと一緒に含硫化合物に分類され、ビタミンB1の吸収を助けるため、ビタミンB1と摂取するとより一層効果を発揮すると言われています。
人参
ニンジンには、胃を丈夫にし、消化をよくする働きがあることが知られており、β-カロテン、リコペン、食物繊維が豊富に含まれています。
リコペン
リコペンは、カロテノイド系の一種で、脂溶性の赤い色素です。強い抗酸化力があり、動脈硬化を抑制する働きが知られています。
食物繊維
食物繊維は、水溶性と不溶性食物繊維に分けられます。
水溶性食物繊維の働きとしては、消化速度の抑制、血糖値の急上昇防止、コレステロールの吸収抑制などが知られております。
一方で、不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動の促進、腸内環境の整備、有害物質の排泄などに効果があると言われております。
玉ねぎ
玉ねぎは新陳代謝を促し、神経を鎮める作用があるため、疲労回復や不眠症によいとされている食材です。
そして、食物繊維やビタミンB1との相性の良い硫化アリルを豊富に含んでいるのが特徴です。
セロリ
セロリの独特な香りは、約40種類の香り成分によるものだそうで、その香り成分には、神経を鎮め、食欲増進やがん予防に効果があると言われています。
他にも、食物繊維やビタミンB群、カリウムなどが含まれているようです。
タコ
タコを始めイカやエビ、カニなどの海鮮は、たんぱく質が豊富なわりには、低脂肪の食品と言われています。また、タコはタウリンを豊富に含むことが知られています。
タンパク質
タンパク質は、筋肉、血液、皮膚、内臓、髪など細胞の主成分となるため、人間の体をつくる大事な栄養素として知られています。
そのため、不足すると新しい髪の毛や皮膚がつくられないために、抜け毛や肌荒れが現れることがあるそうです。そして、筋肉がつきにくたいため、筋肉が減って太りやすくなったり、免疫力低下にも繋がることが知られています。
タウリン
タウリンは、高血圧を改善する働きがあり、動脈硬化、心不全、心臓病なども予防する効果が知られています。さらに、血中コレステロール値を下げ、肝機能を高めるとも言われています。
トマト
トマトは、β-カロテン(プロビタミンA)、ビタミンCとEの3大抗酸化ビタミンを含み、血液を健康にして動脈硬化やがん、老化防止に効果が期待できる食材であることが知られています。そして、トマトには、β-カロテンと同様のカロテノイド系に属するリコペンも含まれています。
参考
おいしく健康をつくる あたらしい栄養学(吉田 企世子 (監修), 松田 早苗 (監修)、高橋書店、ISBN978-4-471-00389-7)