妊婦さんの食事で気を付けたいこと第3弾-妊娠中に摂取を控えたい栄養その2

我々夫婦が不妊治療を行ってきた結果として、最近ようやく着床まで至ることができたことを報告しました。

これに関連して、妊娠中に必要な栄養や控えたい成分や食材に関する記事を2つ書かせて頂きました。

前回は、摂取を控えたい栄養や食材の食塩、糖質、脂質に関して書き綴って行きましたが、今回は他の摂取を控えたい栄養や食材について書いていきいたいと思います。

 

妊娠中に控えたい栄養や食材

妊娠中に過剰摂取を控えたい栄養成分は、塩分、糖質、脂質、ビタミンA、ヨウ素やカフェインです。

当然ながらアルコールの摂取はNGです。

また、水銀やヒ素を含む食材や食中毒の危険性のある生ものや非加熱性の加工食品やなども避けた方が良いそうです。

 

ビタミンA

ビタミンAは鼻や喉、肺などの粘膜の材料となり、ウィルスの侵入を防ぐ効果があり、免疫力アップ、風邪予防、ガン予防などが期待できます。

また、常に新しいものに変わっている皮膚、髪の毛、爪などの細胞を活性化させる効果も知られています。

ビタミンAは、動物のレバーや鰻などに含まれるレチノールや野菜などに含まれるβ-カロテンなどのカロテノイドから補給できます。

ただ、レチノールが体内への吸収効率が高いのに対して、カロテノイドは吸収効率が低く、同じ量のビタミンAを得るためには、カロテノイドをレチノールの10倍以上摂取する必要があります。

 

一方で、ビタミンAを妊娠初期に過剰に摂取すると奇形や先天異常をもたらすリスクがあると言われており、注意が必要です。

厚労省では妊娠初期から中期の妊婦において、ビタミンAの必要摂取量に付加量はありませんが、妊娠後期の妊婦、授乳婦に対してはそれぞれ付加量を設けています。

例えば、30~49歳までの女性の必要量が500µgに対して、授乳婦には付加量300µgを加えた800µgと通常の1.5倍以上ビタミンAの摂取を勧めています。

つまり妊娠初期から中期にかけては、ビタミンAの過剰摂取に気をつけて、後期から授乳時期には積極的にビタミンAを取ることが良いでしょう。

 

ヨウ素

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの材料となり、甲状腺ホルモンが交感神経を刺激し全身の代謝を促進する作用があります。

そのため、ヨウ素はエネルギーの代謝、体温の調整、脳や心臓、腎臓の働きの活性化に関与していると言われています。

そして、子供の発育にも効果があると言われているため、厚労省では30~49歳までの女性の必要量が95µgに対して、妊婦と授乳婦にはそれぞれ75µg、100µgより多く摂取することを勧めています。

しなしながら、ヨウ素の過剰摂取には甲状腺機能低下や甲状腺腫のリスクがあり、妊娠中の過剰摂取には胎児への影響が懸念されます。

そのため、食事摂取基準では必要量だけでなく耐容上限量も設けられており、30~49歳までの女性が3,000µgに対して、妊婦の場合2,000µgと上限をより低く設定しています。

 

ヨウ素を多く含む食材としては、昆布や海苔などの海産物や魚介類になります。

例えば、水で戻したわかめ100gの中には1,900µgのヨウ素が含まれています。

 

カフェイン

コーヒーやお茶などに含まれるカフェインは、脂肪の分解、興奮作用、利尿作用、鎮痛などの効果があることが知られています。

自律神経を刺激して体に負担をかけるカフェインを妊娠中に摂取すると胎盤を通じて胎児にも影響を及ぼす可能性が指摘されています。

コーヒーであれば一日に一杯、紅茶であれば一日に二~三杯までが目安だそうです。

 

アルコール

百薬の長と呼ばれたり、気分を晴らしストレス発散などで飲んだりするアルコールですが、肝臓で中性脂肪に合成され脂肪の原因になり、飲み過ぎには注意が必要です。

特に妊娠中の飲酒は、胎児アルコール依存や胎児の知能の発育トラブルなどの大きなリスクがあり、絶対に避けましょう。

 

まとめ

今回は、妊娠中に控えたい栄養成分を取り上げて見ました。

アルコールのような摂ってはいけないものから、ヨウ素のように普段よりも多く取ることを推奨されると同時に上限値も低くなり、摂取する量を厳密に制限される栄養素までありました。

赤ちゃんを健康に産むことは、結構大変なことだと改めて思いました。

次回は、摂取を控えたい食材について書いて見たいと思います。

 

参考

妊娠中の食事(細川 モモ (監修), 宇野 薫 (監修), 主婦の友社, ISBN-13: 978-4074179930)

元気に赤ちゃんが育つ 妊婦ごはん(長澤 池早子 (監修), 成美堂出版, ISBN-13: 978-4415322797)

妊娠中のおいしい食事と栄養(牧野直子 (監修), ナツメ社, ISBN-13: 978-4816354397)

栄養素図鑑(牧野直子著、新星出版社、ISBN978-4-405-09325-6)

おいしく健康をつくる あたらしい栄養学(吉田 企世子 (監修), 松田 早苗 (監修)、高橋書店、ISBN978-4-471-00389-7)

日本人の食事摂取基準(2015年版)(厚生労働省)

妊娠中に必要な栄養と控えたい成分や食材

妊娠中に摂取を控えたい成分や食材-塩分、糖質、脂質

土用の丑の日に鰻丼! 中身ふっくら外カリッと冷蔵鰻の調理レシピとビタミンAのお話

■ニックネーム:クックゆうげん ■年齢:30代 ■住んでるところ:都内 ■好きなたべもの:茹でた里芋
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