お家のグリルで簡単に焼き鳥が楽しめる方法をご紹介します。
少し一手間を加えることで、パサパサしないジューシーな仕上がりになります。
また、鶏皮を始め焼き鳥には栄養的にも良いものがあるので、それらを簡単にまとめて見ました。
目次
鶏皮-串焼き
材料 (1人分)
鶏皮 50g
油 少々
岩塩 少々
山椒 お好み
(ニンニクの芽)
手順
1. 鶏皮を食べやすいサイズに切り分けてから、串に刺した。
2. 油スプレーで鶏皮に満遍なく薄く油が覆うようにかけた。
3. 岩塩を振りかけてから、グリルで焼き目がつく程度まで、中に火を通したら完成。
調理のポイント
油スプレーを使って、鶏皮に満遍なく油を薄く覆います。
基本的にグリルで焼くと水分が蒸発しパサパサな仕上がりになってしまいますが、油でコーティングすることで、外はカリッとなかはジューシーな仕上がりになります。
感想☆3.5
鶏皮の油がコクがなんとも言えません。
個人的には、山椒のピリッとしたアクセントも好きです。
冷蔵庫にニンニクの芽があったので、一部ニンニクの芽を鶏皮で巻いたものも作りました。
ニンニクの芽の香りが結構インパクトあります。
好みは分かれるかもしれませんが、個人的にはニンニクの芽は入れない方が良い気がします。
栄養
焼き鳥はシンプルに鶏肉と塩やタレを付けて食べるので、栄養的には鶏肉がメインになりますね。
ただ鶏肉でも部位によって栄養成分が変わってくるので、色々な部位を食べると栄養的には良いので者ないでしょうか。
今回は、冷蔵庫の中にあったニンニクの芽を巻いて食べましたが、ねぎまのようにねぎと鶏モモ肉を一緒に焼いても美味しですよね。
今回は、鶏皮とニンニクの芽の栄養について取り上げて見たいと思います。
鶏皮
鶏肉、牛肉、豚肉はアミノ酸をバランス良く含む良質なタンパク質ですが、鶏皮は焼き鳥にするとよく分かりますが、脂が多い食材ですね。
なんと鶏皮100g中50g以上が脂質(https://fooddb.mext.go.jp/index.pl))になっています。
しかしながら、鶏肉は比較的不飽和脂肪酸が多い食材と言われています。
これまで脂肪酸と言えば、DHAやEPAについては調べてきましたが、他の脂肪酸は調べてこなかったので、改めて脂肪酸に焦点を当てて見たいと思います。
それと同時にビタミンKも豊富に含まれているので、それも併せて書いていきたいと思います。
脂肪酸
脂肪酸は、脂質を構成する成分の一種で多くの種類があり、エネルギーとしての利用だけでなくそれぞれに特有の働きがあります。
脂肪酸は、肉や乳製品などの脂肪に多い飽和脂肪酸と植物や魚の脂肪に多い不飽和脂肪酸があります。
飽和脂肪酸は、中性脂肪やコレステロールの原料になるため、取りすぎると血中の脂質のバランスを崩す恐れがあります。
一方、不飽和脂肪酸の中には、血中のコレステロールや脂質を減らしたり、肌に潤いをもたらす効果が期待できるものがあります。
不飽和脂肪酸の代表的なものは、DHAやEPAになります。
鶏皮100gあたり、飽和脂肪酸を16g、一価と多価不飽和脂肪酸をそれぞれ25g、6.5gと不飽和脂肪酸をより多くもつ食材です。
ビタミンK
ビタミンKは、血液凝固因子の活性化、骨格の形成、骨粗しょう症予防の効果が知られています。
血液の凝固作用のあるタンパク質を助けることから、「止血ビタミン」とも呼ばれています。
また、ビタミンDがカルシウムの吸収をサポートするのに対して、ビタミンKは骨への沈着を助ける働きがあります。
ビタミンKを多く含む食材は、大豆製品、野菜類、海藻類、鶏肉などです。
ニンニクの芽
にんにくなどのネギ属の食材には、食物繊維や含硫化合物が豊富に入っているのが特徴ですね。
食物繊維
食物繊維は、水溶性と不溶性食物繊維に分けられます。
水溶性食物繊維の働きとしては、消化速度の抑制、血糖値の急上昇防止、コレステロールの吸収抑制などが知られております。
一方で、不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動の促進、腸内環境の整備、有害物質の排泄などに効果があると言われております。
ニンニクの芽には、不溶性の食物繊維が豊富で、100gあたり3.1gも含まれています。
含硫化合物
含硫化合物は、玉ねぎに含まれている硫化アリルやニラに含まれるアリシンなどが該当します。
ビタミンB1と一緒に摂ることで、ビタミンB1の吸収を高め、一層の疲労回復や鎮静効果が期待できます。
また、含硫化合物も種類があり、ニンニクに含まれるアリシンは、抗菌作用や抗がん作用があると言われています。
参考
食品成分データベース(文部科学省)
おいしく健康をつくる あたらしい栄養学(吉田 企世子 (監修), 松田 早苗 (監修)、高橋書店、ISBN978-4-471-00389-7)
※【2018年10月11日 追記】