妻が今朝無事に退院しましたが、あまり食欲がないとのことだったので、1.5人前の量で作りました。
チーズのコクとトマトの甘みがほんのり良かったですが、ニンニクを入れすぎたせいかニンニクの香りの強いパスタになりました。
目次
ファルファーレのアラビアータ
材料 (1.5人分)
トマト 1個
にんにく 3片
ベーコン 30g
塩 3g
鷹の爪 1本
ファルファーレ 150g
オリーブオイル 10cc
セロリの葉 4枚
手順
1. にんにくはスライスし、トマト・ベーコンはそれぞれ1cmほどの角切りにしておいた。
2. フライパンにオリーブオイルを垂らして中火で温めた後、にんにくに少し焼き目がつくまで炒め細かくした鷹の爪を加え2分ほど炒めた。
3. ベーコンを加えて、3分程炒めたら、トマトを加え中火でトマトを潰しながら5分程炒め、ソースを作った。
4. パスタが茹で上がったら、オリーブオイルを絡めて、ソースに加えた。
5. チーズを加えて全体的に絡ませたら、皿に盛りセロリの葉を盛り付けて完成。
感想
アラビアータはペンネのケースが多いですが、ファルファーレももっちりとした食感でソースと良く絡んでいました。
チーズが鷹の爪の辛味をマイルドにしてくれてました。
ニンニクの香りが強く、トマトの味が少し弱かったので、次回はニンニクの量を減らしトマトの量を2倍にしてみたいです。
昨日作っておいたアジの南蛮漬けとセロリのコンソメスープと一緒に頂きました。
ファルファーレのアラビアータの栄養
さて、今回作ったファルファーレのアラビアータにはどのような栄養が含まれているのでしょうか。
この料理の主な材料は、ファルファーレ、トマト、チーズなどになってます。
ファルファーレは、パスタと同じように小麦粉が主な成分ですね。
そして、小麦粉は、炭水化物を多く含む食材です。
「生パスタを使った野菜のトマトソースパスタと炭水化物(糖質)の役割」で取り上げてみましたが、炭水化物は、人が活動する時のエネルギー源になり、不足すると元気がなくなったり疲労感がたまったりと悪い影響が出てきます。
一方で、摂りすぎると肥満の原因になることが知られており、炭水化物を取る量には調整が必要ですね。
さて、チーズの栄養については今度取り上げてみようと思いますので、今回はトマトの栄養について取り上げてみたいと思います。
トマトの栄養
まずトマトの栄養と聞いて、私が真っ先に思い浮かべたのはリコピンです。
昔TVでリコペンの栄養を盛んに取り上げられていたこともあり、記憶にあります。
しかしながら、その効能についてはあまり知りませんので、リコペンに焦点を当ててみたいと思います。
そして、トマトにはビタミンCや糖質も多く含まれている印象があります。
リコペンの栄養を取り上げる前に一般的に知られているトマトの効能を調べてみます。
β-カロテン、ビタミンC・Eと、3大抗酸化ビタミンを含み、血液を健康にして動脈硬化やがん、老化防止に役立ちます。赤い色素リコペンにはβ-カロテンやビタミンEよりも強力な抗酸化作用があるといわれています。
やはりリコペンやビタミンCを含んでいる食材ですね。
しかし、β-カロテンやビタミンEも含んでいるとは、知りませんでした。
抗酸化作用は、がん予防に効果があるので、何かしらの食材で食卓に取り入れたいですね。
リコペン
食事摂取基準
3大栄養素ほど研究が進んでいない印象のリコペンですが、その食事摂取基準や含有量は、どうでしょうか。
リコペンに関しては、食事摂取基準は設けられておらず、食品成分データベース(https://fooddb.mext.go.jp/index.pl)にも含有量は見つかりませんでした。
効果
さて、高い抗酸化作用をもつリコペンはどのような栄養素なのでしょうか。
脂溶性の赤い色素。……強い抗酸化力があり、動脈硬化を抑制する。
出典 栄養素図鑑
リコペンは、カロテノイド系の一種だそうです。
そのため、β-カロテンやアスタキサンチンなどと同じように体内でビタミンAになる成分ですね。
ビタミンAの役割は、「土用の丑の日に鰻丼! 中身ふっくら外カリッと冷蔵鰻の調理レシピとビタミンAのお話」で紹介してますので、宜しければご覧下さい。
また、β-カロテンやアスタキサンチンについては、「セロリの葉とベーコンのオリーブパスタとβカロテンの効果」や「蒸しから焼きまで楽しむズワイガニの色々な調理方法とかにの効能」にて取り上げています。
食事摂取基準にリコペンが設けられていないと書きましたが、「その他のプロビタミン A カロテノイド」として考えても良いかもしれませんね。
ちなみに、トマト(生)100gにはβ-カロテンが540µg含まれているようです。
30~49歳までの男性の1日の推奨量が11mgなので、約20分の1程度ですね。
参考
生パスタを使った野菜のトマトソースパスタと炭水化物(糖質)の役割
おいしく健康をつくる あたらしい栄養学(吉田 企世子 (監修), 松田 早苗 (監修)、高橋書店、ISBN978-4-471-00389-7)
日本人の食事摂取基準(2015年版)(厚生労働省)
食品成分データベース(文部科学省)
栄養素図鑑(牧野直子著、新星出版社、ISBN978-4-405-09325-6)
土用の丑の日に鰻丼! 中身ふっくら外カリッと冷蔵鰻の調理レシピとビタミンAのお話
蒸しから焼きまで楽しむズワイガニの色々な調理方法とかにの効能
※【2018年8月19日 追記】