暑い日は、酸味があるものを食べたくなります。
今日は、さっぱりとしたアジの南蛮漬けです。
下処理は、クックパッド dentackさんのレシピ「簡単!小あじの南蛮漬け」(レシピID 4983235)を参考にしました。
調味料は、同じくクックパッド maiko*7541さんのレシピ「酸っぱすぎない♪簡単 アジの南蛮漬け」(レシピID 5054118)を参考にしました。
お酢の酸味とふっくらとしたアジの衣揚げ物と野菜のシャキシャキ感が良く調和してました。
最後に、夏バテ予防になるこの料理の栄養面に焦点を当ててみました。
小アジの南蛮漬け
材料 (4人分)
小アジ 8匹
新タマ 1個
ピーマン 2個
人参 1/3
★酢大さじ6
★顆粒だし 小さじ2
★みりん 小さじ2
★醤油小さじ2
★砂糖大さじ2
★塩少々
鷹の爪 2本
片栗粉 大さじ1半
油 30cc
手順
1.アジのぜいごを取り、内臓・頭を落として、お腹をよく水洗いした。
2. 小麦粉にまぶして、高温できつね色になるまで焼いた。
3. ピーマンは4mmの輪切り、人参は千切り、新タマはスライスした。
4. アジを下に並べて野菜をのせ、調味料を振り掛けて、冷蔵庫で2時間置いたら完成。
感想☆3.5
鷹の爪は、少しだったが辛味のインパクトがありました。
調味料は、お酢の酸味と砂糖の甘みのバランスが良く取れていました。
野菜も冷蔵庫で2時間保管したお陰で味が染みてて美味しかったです。
アジは高温でキツネ色になるまで焼いたが、骨の周りに血合いの赤さが残っていて、もう少し焼いてもよかったと思いました。
また、アジはふっくらしていたが衣は浸かり方が弱く、トロッとした食感ではなく、少しさっくりでした。
栄養
さて、今回作った南蛮漬けですがその栄養についてみていきたいと思います。
まず材料として主に用いたものは、小アジ、黒酢、人参、玉ねぎとピーマンです。
小アジは、まずは魚なのでタンパク質を摂取することが可能で、タンパク質は体を作る材料です。
そして青背魚に分類されますので、DHAやEPAを含み、それらが血中のコレステロール値を調整したり、血圧を下げたりする効果がありましたね。
(旬の黒鯛でアクアパッツァ 血液サラサラ効果のDHAとEPAも豊富)
そして、お酢には食欲増進効果や含まれているクエン酸による疲労回復効果など様々な効用があることが知られています。
そのため、健康にとっても良い調味料ですし、私は特に夏の食欲がない時にお酢を使った料理をよく作ります。
(シメサバ ー(シメサバ・イナダ・スルメイカのお刺身)-お酢の健康効果)
一方で、この小アジの南蛮漬けは、野菜も一緒に食べれるのが特徴ですね。野菜に含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維なども同時に取れるので、栄養的にも良い食べ方ではないでしょうか。
さて、これまで幾つかの食材について取り上げてきましたが、意外にもニンジンや玉ねぎ、そしてピーマンに関しては取り上げてきていませんでした。
それなので今回は、ニンジンの栄養について焦点を当ててみたいと思います。
ニンジンの栄養
さてニンジンに含まれる栄養成分にはどのようなものがあるのでしょうか。
真っ先に思い浮かぶのは、β-カロテンです。
ニンジンのあのオレンジの色合いはまさにβ-カロテンが多く含まれていることを連想させてくれます。
それ以外については、本ではどのように書いてあるんでしょうか。
ニンジンは、生で食べても、煮て食べても、五臓を穏やかにし、胃腸を補う働きがあるので、病気で体力のない人、お年寄りや虚弱体質の子どもが常食すると効果的です。
また、ニンジンには、胃を丈夫にし、消化をよくする働きがあります。
我が家ではニンジンを夏には生や炒め物で食べたり、寒い冬には煮物や鍋料理などで食べたり、年中食べる機会の多い食材です。
なので、胃腸の健康に保つ効能は一年を通して摂取できるので、とってもありがたいですね。
また、ニンジンには食物繊維も豊富で、食品成分データベースによると例えばセロリの水溶性食物繊維が0.3gに対して、ニンジンは0.6gそして、不溶性食物繊維はセロリが2.2gに対してニンジンは1.8g含まれています。
この食物繊維の豊富さが胃腸を丈夫に保ってくれる要因かもしれませんね。
さて、最後に気になることが本に書かれていたので、紹介します。
ニンジンにはビタミンCを破壊する酵素アスコルビナーゼが入っているそうです。
ただ、そこまで神経質になる必要もない程度の作用とのことなので、頭に入れておく程度にすると良いと思います。
参考
旬の黒鯛でアクアパッツァ 血液サラサラ効果のDHAとEPAも豊富
シメサバ ー(シメサバ・イナダ・スルメイカのお刺身)-お酢の健康効果
台所薬膳 身近な食べ物135種の薬効を活かす (伊田善光 (監修)、根本幸夫 (監修)、万来舎、ISBN978-4901221887)
食品成分データベース(文部科学省)
おいしく健康をつくる あたらしい栄養学(吉田 企世子 (監修), 松田 早苗 (監修)、高橋書店、ISBN978-4-471-00389-7)
※【2018年8月26日 追記】